ずさんな点検の根本原因は?
配管に穴が空いて蒸気漏れということですが、
再稼働の前の点検は一体どうなっていたのかが気になります。
問題箇所を点検していなかったのか。
その時に何も異常が無いのに一週間で経年劣化なり何らかの原因で故障するというのでは安全性に疑問を抱きます。
NHKなどは点検して問題が見つかったというような報道をしていて、
「定期点検で見つかったなら良いことじゃないか」
というミスリードを引き出そうとしているように思えます。
政府の資料を見ていると、検査の重複があるので検査そのものを減らしていこう
という感じの記述が見られます。
>1.現在の検査制度と課題(4/4)
>重複を避けるため、保安検査の確認範囲外として運用
http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/denkijigyou/jishutekianzensei/pdf/012_04_00.pdf
ダブルチェックは意味のあることだと思いますが、
利益優先の構造だと安全が犠牲になるようです。
賠償金は国が建て替え、最終処分場も国の負担。
国民に負担を押しつけて、業者は利益だけを持って行くというやり方では
安全に対する投資が削られるのは自然なことです。