冷静な東京新聞よりも、狂気のトランプを支持したい

 また北朝鮮がミサイルを発射しましたが、アメリカは原油禁止と断交を世界各国に求めました。

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 北朝鮮のミサイルの燃料はどこからくるかというと、自主開発の可能性を取り上げた報道もありましたが、やはり中国でしょう。

 貿易の九割が中国という報道もあります。

北朝鮮の昨年貿易額 中国が9割超占める

 中国は表向きは協力する振りをしていますが、むしろ北朝鮮を支援しているのはデータを見れば誰でも気づくことでしょう。

【北朝鮮情勢】中国の対北輸出25%増 1~8月に石油関連拡大、制裁骨抜き(1/2ページ) - 産経ニュース

 面従腹背ですね。

 

 自称リベラル勢力においては「米韓軍事演習」が悪いので

アメリカや韓国に日本が「北の要求に応えるよう働きかけろ」という意見があります。

東京新聞記者が珍質問「北の要求に応えるよう働きかけているか」 菅氏、苦笑で「北の委員長に聞かれたらどうか」 - zakzak

 

 人が大勢死ぬより「戦争より話し合いが良いよね」という論理は正論なのですが、

 水爆ミサイルで威嚇している側の利益になるような話し合いというのは、おかしいと思います。

 路上でナイフを振り回している方に「落ち着け、話し合おう」というのが普通で、

 警官の側に「発砲よりも犯人の要望を聞け!」というのは

 「一人の生命は地球より重い」という超法的措置をとったダッカ日航機ハイジャック事件を彷彿とさせます。

 

 かつてKEDOや太陽政策北朝鮮に見返りを与えた結果、ますます北朝鮮が厄介になり水爆やICBMも手に入れたというのは、教訓にすべきです。

「アレは人工衛星だから、ミサイルと呼ぶな!」と怒っていたリベラルな人たちは確信犯の嘘つきです。マスコミも「飛翔体」と言っていましたね。

 

 最終的に北朝鮮はアメリカとの軍事的均衡を狙っているので、

金正恩「北朝鮮は米国との軍事力で均衡を目指す」 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 本当にそうなれば、アメリカは北朝鮮を攻撃するどころか、朝鮮戦争の講和で中共国連常任理事国の地位を与えたように、北朝鮮常任理事国入りさせて、日本が下になり北朝鮮の正義で歴史が綴られていくという可能性も出てくるでしょう。

 軍事専門家の意見だとアメリカが戦争を仕掛ける可能性は低いそうなので、リベラルな人たちは今こそ心の祖国のために平昌オリンピックに行って話し合いを盛り上げて欲しいです。

 北朝鮮では未だに木炭車が走っているそうで、民間の燃料は国内で採れる石炭が中心です。一方でミサイルや軍用機は石炭では飛ばせません。

 それなら、ミサイルの燃料を規制してやれば飛ばせなくなるのではないかと軍事の素人としては考えるのですが、アメリカが石油禁輸をやって大日本帝国大東亜戦争に踏み切った歴史があるんですよね。

 窮鼠、猫を噛む、と言うことで北朝鮮が暴発するのではという懸念です。

 大日本帝国の場合は当時に空母をすでに持っていて、石油を禁輸されると軍事行動が著しく制限されることから、後の交渉が不利になるよりはと判断して開戦に踏み切ったと私は理解しています。北朝鮮の場合は韓国に南進して占領するか、核ミサイルを日米に打ち込む軍事的な選択はあり得ると思いますが、核兵器の場合、キム王朝の存続の目はほとんど無いと思います。

 核戦争になって「相互確証破壊」が成立していないアメリカ相手に北朝鮮が勝てると思う人はほとんどいないでしょう。

 東京や沖縄や広島に核ミサイルが落ちてくるかもしれませんが、いつもいつもビクビク・イライラさせられるよりは、いっそのこと韓国で言う「光復」にして、戦後の日本のようになってくれないかなあと不謹慎ながら思うのです。

 まあ、私が田舎に住んでいるので芋さえ食っていれば死なないかなというせこい計算もあるわけですが。

 

 一番面倒なのは、このまま緊張が何百年と続き、アメリカや自衛隊の兵器に税金がどんどん使われる事態ではないでしょうか。